気になる。なんともいいがたい。
障害者に交流の機会を、という題の投書が一昨日あった。
障害者って誰のこと?っていつも思う。
投書の方は、ある特定の障害を持つ人たちとつきあって感じたことを書いていたので、それはよし、なんだけど。
記事やニュースで障害者というと、大抵はある特定の障害を指すんだよね。
例えば、障害者のためのパソコン講習会と言われても、キーボードやマウスが扱えない人のためのものか、画面の文字を見ることができずに不自由している人のためか、耳が聞こえないので口で説明されても理解できない人のためか、理解が遅かったり偏ったりする人のためか、いろいろあると思うんだよね。
内容が全然違うんだし、どれなんだかはっきり示してほしい、と思う。障害者という人はいないはず。典型的な障害者というのも、あり得ない。
で、投書。接し方がわからないから人びとが通り過ぎていく、というのだけれど、軽く接触されただけで倒れた人とその周りの人の光景を例に挙げていたけれど。
ぶつかったまま去っていくのは、誰に対しても失礼なことだし、通りすぎる人は、思いやりがないのか余裕がないのか、都会だったら誰に対しても同じ気がするし、障害者だから対応が違うという人はどのくらいいるんだろう。
障害者だから周りの対応も違うって考えるのは、実はそう考える人の中にそういう気持ちがあるということなんだよね。それにきちんと気づいていれば何もいうことないけれど。
というのは、それが差別というものだと思うから。私にも区別と判別できない差別の気持ちはあるから、非難はできない。気づいていたらいいなと。ただそれだけ。
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